断食道場で人生初の断食体験してきた
こんにちは、烈志(@Tsuyopon_0123)です。
皆さん、断食はしたことありますか?
数年前からテレビや雑誌で話題になり、書店でも断食関連の本が多数見受けられます。
断食と言えば、かの有名なピタゴラスがこんな名言を残しています。
少食にすれば心身ともに頑健になり、病の神も汝から去る
断食は古くから伝わる健康法の一つで、万病が治ると言われています。
僕も断食はいつかやってみたいと思っていたのですが、一人でやるには危険が伴います
し、誘惑に負けて挫折しかねません。
そこで、せっかく休学中で時間もあることだし、断食道場に行ってみようということに
なりました。
専門家の指導のもとでやるわけですから、安心感があります。
ネットで全国の断食道場を調べた結果、群馬県桐生市にある「桐生断食道場」という所
に決めました。
断食コースは一泊8,000円ということでリーズナブルです。
僕は10月末から4泊で予約しました。
いつか断食施設に行ってみたいけど、どんな感じなのか知りたいという人の参考になれば幸いです。
断食道場の一日の流れ
来たる人生初の断食初日、朝食と昼食を抜いて桐生断食道場に到着しました。
ザ・道場っていう構えですね。
ここは大広間です。
ここで、食事やエクササイズをします。
さて初日最初のメニューはこんな感じでした。
桐生断食道場(https://t.co/0yRwMNbTVu
— 烈志 (@Tsuyopon_0123) 2017年10月26日
・犬の散歩 1時間
・自力整体 1時間
・夕食(ゴボウの味噌汁)一口200回咀嚼 https://t.co/vE00AzMHIP
下記は一日のスケジュールの一例です。
桐生断食道場2日目
— 烈志 (@Tsuyopon_0123) 2017年10月26日
・ヨガ 1時間
・掃除 30分
・朝食(梅入り三年番茶、玄米などの成分を粉にしたやつ)
・自力整体 90分
・昼食(酵素ドリンク)
・運動(お尻歩き 10分×2, 匍匐前進 10分, 瞑想 30分)
・夕食(大根の葉の味噌汁)
6:00 朝の体操
朝の体操では、内臓に血液を送るために指先をマッサージしたりします。
あとは大きい筋肉を伸ばしたり。
これらを1時間くらいやります。
7:00 掃除
箒を使うのかと思いきや、なんと雑巾のみ。
フローリングを水拭きします。
9:00 お茶の時間
桐生断食道場では、毎朝「梅醤番茶」を飲みます。
三年番茶の中に、練り梅と生姜おろしと醤油が入っています。
これが朝にぴったりで美味しいんですよ。 体にしみわたります。
飲み終わったらここに、「みんなの朝ごはん」っていうやつを入れます。
これは、玄米を中心に、大豆、ごま、椎茸、海藻、野草など約10種類の厳選した原材料を、焙煎・製粉したやつです。
この粉に三年番茶を入れてペースト状にして食べます。
味は甘くないきな粉ってとこでしょうか。
好き嫌い別れそうですが、程よく甘くて僕は好きです。
朝の断食食は以上です。
10:00 ウォーキング
日中は大体ウォーキングです。
一番辛かったのが、吾妻山を5時間かけて登り下りするロングウォーキング。
ロングの日は昼食は無しで、水も飲めません。
「え? 水分は?」って思いますよね。
面白いことに、梅干しの種を渡され、これを帰ってくるまで口に入れてろと言われます。
これを口の中でゴロゴロやるだけで、唾液が出て、梅からエキスが出てくるらしいです。
もう一つ渡されたのが、味噌。
梅干し同様、いい塩分を摂るためです。
このたった2つの武器を持って、吾妻山を登りました。
断食中ってどうしても体がだるくなってきます。
その状態での登山はなかなかしんどかったですが、これも修行だと自分に言い聞かせて、なんとか帰ってこれました。
16:30 自力整体
矢上裕先生のDVDを観ながら、1時間ほどかけて自分で体をほぐしていきます。
これ、めっちゃ気持ちよくて途中で眠たくなってくるんです。
矢上裕先生の自力整体DVDはAmazonでも売ってるので、気になる方はチェックしてみて下さい。
18:00 夕食
この日の僕のメニューは、大根の葉の味噌汁のみ。
これを、一口200回噛みながらゆっくりと味わいました。
唾液は、体内で作ることのできる薬のようなものなのだそうです。
そして、食事に関するポイントが一点。
それは、食事中と食後2時間は水分をとらないということです。
19:30 入浴
昔ながらの風呂って入ってみたかったんですよね〜
ヒノキの香りが最高でした。
食後は内臓を休める必要があるため、入浴は食後最低一時間は開けるように言われました。
21:00 就寝
畳が敷かれた部屋で就寝です。
この日、男は僕だけだったので広々と使えました。
以上、断食道場の一日の流れでした。
洗腸やってみました
腸の健全化は、一般的な断食の目的の一つです。
桐生断食道場では、大腸をキレイにするために洗腸というやつをやります。
肛門に洗腸器を挿しこみ、大腸に三年番茶と水の混合液を流しこんでいきます。
痛そうなイメージでしたが、僕は全然平気でしたね。
汚い話ですが、ウサギの糞みたいなやつが何個か出ました。
3日目に体に変化が
自分の体に変化が感じられたのは3日目の朝。
頰の肌が少ししっとりしていて、おでこが少し赤くなっていました。
スタッフの方に聞いたところ、排毒が始まった証拠らしいです。
これだけではありません。
吾妻山登山の時、やたら虫が寄ってくるということがありました。
一緒に行った仲間に聞いたところ、体から異臭として毒が出ている証拠なんだとか。
ウ〇コにハエとかが集る原理ですね。
めちゃくちゃ大事な回復食
一般的に断食後はすぐに普段の食事に戻すのではなく、胃腸に負担をかけないような食事をしなければなりません。
この「回復食」で失敗するとせっかくの苦労が水の泡になるらしいです。
朝のお茶を終えると、昼食として玄米のおにぎりを渡されました。
夕食は、大根おろし、生姜おろし、長ねぎの入ったうどんを食べるように言われました。
断食を終えた翌日、いつもの食事に戻しましたが、体調は崩れませんでした。
どうやら回復食に成功したようです。
人生初の断食を終えて
日常からはなれて、食欲という欲求をなくすという今までにない体験でした。
今の日本は、すぐに食べ物にありつける飽食の時代です。
そんな時代を生きる僕らだからこそ、一回は断食を経験するべきだと思います。
時間は有限です。
同じように、食事をできる回数も有限です。
一回一回の食事に真剣に向き合い、時間をかけてよく噛んでいただく。
断食を終えた僕が、これから大事にしていきたいことです。
この記事を読んで、断食に興味がわいてきた方は、週末だけでもいいので是非挑戦してみて下さい。
今まで見えなかったものが見えてくるかもしれませんよ。