伊藤烈志のブログ

“正しく生きるな、賢く生きよ” -バルタザール・グラシアンー


断食道場で人生初の断食体験してきた

こんにちは、烈志(@Tsuyopon_0123)です。

 

皆さん、断食はしたことありますか?

数年前からテレビや雑誌で話題になり、書店でも断食関連の本が多数見受けられます。

 

断食と言えば、かの有名なピタゴラスがこんな名言を残しています。

少食にすれば心身ともに頑健になり、病の神も汝から去る

断食は古くから伝わる健康法の一つで、万病が治ると言われています。

 

僕も断食はいつかやってみたいと思っていたのですが、一人でやるには危険が伴います

し、誘惑に負けて挫折しかねません。

そこで、せっかく休学中で時間もあることだし、断食道場に行ってみようということに

なりました。

専門家の指導のもとでやるわけですから、安心感があります。

 

ネットで全国の断食道場を調べた結果、群馬県桐生市にある「桐生断食道場」という所

に決めました。

断食コースは一泊8,000円ということでリーズナブルです。

僕は10月末から4泊で予約しました。

 

いつか断食施設に行ってみたいけど、どんな感じなのか知りたいという人の参考になれば幸いです。

  

 

断食道場の一日の流れ

来たる人生初の断食初日、朝食と昼食を抜いて桐生断食道場に到着しました。

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ザ・道場っていう構えですね。

 

 

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ここは大広間です。

ここで、食事やエクササイズをします。

 

 

さて初日最初のメニューはこんな感じでした。

 

下記は一日のスケジュールの一例です。

6:00 朝の体操

朝の体操では、内臓に血液を送るために指先をマッサージしたりします。

あとは大きい筋肉を伸ばしたり。

これらを1時間くらいやります。

 

7:00 掃除

箒を使うのかと思いきや、なんと雑巾のみ。

フローリングを水拭きします。

 

9:00 お茶の時間

桐生断食道場では、毎朝「梅醤番茶」を飲みます。

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三年番茶の中に、練り梅と生姜おろしと醤油が入っています。

これが朝にぴったりで美味しいんですよ。 体にしみわたります。

 

飲み終わったらここに、「みんなの朝ごはん」っていうやつを入れます。

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これは、玄米を中心に、大豆、ごま、椎茸、海藻、野草など約10種類の厳選した原材料を、焙煎・製粉したやつです。

この粉に三年番茶を入れてペースト状にして食べます。

味は甘くないきな粉ってとこでしょうか。

 

好き嫌い別れそうですが、程よく甘くて僕は好きです。

朝の断食食は以上です。

 

10:00 ウォーキング

日中は大体ウォーキングです。

一番辛かったのが、吾妻山を5時間かけて登り下りするロングウォーキング。

ロングの日は昼食は無しで、水も飲めません。

 

「え? 水分は?」って思いますよね。

面白いことに、梅干しの種を渡され、これを帰ってくるまで口に入れてろと言われます。

これを口の中でゴロゴロやるだけで、唾液が出て、梅からエキスが出てくるらしいです。

 

もう一つ渡されたのが、味噌。

梅干し同様、いい塩分を摂るためです。

 

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このたった2つの武器を持って、吾妻山を登りました。

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断食中ってどうしても体がだるくなってきます。

その状態での登山はなかなかしんどかったですが、これも修行だと自分に言い聞かせて、なんとか帰ってこれました。

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16:30 自力整体

矢上裕先生のDVDを観ながら、1時間ほどかけて自分で体をほぐしていきます。

これ、めっちゃ気持ちよくて途中で眠たくなってくるんです。

 

矢上裕先生の自力整体DVDはAmazonでも売ってるので、気になる方はチェックしてみて下さい。

 



18:00 夕食

この日の僕のメニューは、大根の葉の味噌汁のみ。

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これを、一口200回噛みながらゆっくりと味わいました。

唾液は、体内で作ることのできる薬のようなものなのだそうです。

 

そして、食事に関するポイントが一点。
それは、食事中と食後2時間は水分をとらないということです。

19:30 入浴

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昔ながらの風呂って入ってみたかったんですよね〜

ヒノキの香りが最高でした。

食後は内臓を休める必要があるため、入浴は食後最低一時間は開けるように言われました。

 

21:00 就寝

畳が敷かれた部屋で就寝です。

この日、男は僕だけだったので広々と使えました。

 

以上、断食道場の一日の流れでした。

 

 

洗腸やってみました

腸の健全化は、一般的な断食の目的の一つです。

桐生断食道場では、大腸をキレイにするために洗腸というやつをやります。

 

肛門に洗腸器を挿しこみ、大腸に三年番茶と水の混合液を流しこんでいきます。

痛そうなイメージでしたが、僕は全然平気でしたね。

汚い話ですが、ウサギの糞みたいなやつが何個か出ました。

 

 

3日目に体に変化が

自分の体に変化が感じられたのは3日目の朝。

頰の肌が少ししっとりしていて、おでこが少し赤くなっていました。

スタッフの方に聞いたところ、排毒が始まった証拠らしいです。

 

これだけではありません。

吾妻山登山の時、やたら虫が寄ってくるということがありました。

一緒に行った仲間に聞いたところ、体から異臭として毒が出ている証拠なんだとか。

ウ〇コにハエとかが集る原理ですね。

 

 

めちゃくちゃ大事な回復食

一般的に断食後はすぐに普段の食事に戻すのではなく、胃腸に負担をかけないような食事をしなければなりません。

この「回復食」で失敗するとせっかくの苦労が水の泡になるらしいです。

 

朝のお茶を終えると、昼食として玄米のおにぎりを渡されました。

 

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夕食は、大根おろし、生姜おろし、長ねぎの入ったうどんを食べるように言われました。

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断食を終えた翌日、いつもの食事に戻しましたが、体調は崩れませんでした。

どうやら回復食に成功したようです。

 

 

人生初の断食を終えて

日常からはなれて、食欲という欲求をなくすという今までにない体験でした。

 

今の日本は、すぐに食べ物にありつける飽食の時代です。

そんな時代を生きる僕らだからこそ、一回は断食を経験するべきだと思います。

 

時間は有限です。

同じように、食事をできる回数も有限です。

一回一回の食事に真剣に向き合い、時間をかけてよく噛んでいただく。

断食を終えた僕が、これから大事にしていきたいことです。

 

この記事を読んで、断食に興味がわいてきた方は、週末だけでもいいので是非挑戦してみて下さい。

今まで見えなかったものが見えてくるかもしれませんよ。