伊藤烈志のブログ

“正しく生きるな、賢く生きよ” -バルタザール・グラシアンー


大学生はバイトなんかしなくていい

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僕がバイトを始めたのは、大学一年の6月でした。 大学生はバイトするのが当たり前だと思っていたので、とりあえずやっとくかーっていう感じでした。

バイト先に選んだのは、近所に会ったコンビニ。 個人営業のところで、ゆるい雰囲気でした。 お客さんはそんなに多くなかったので、仲間と話すこと時間が長かったです。 

しかし、ある時から、時間給というシステムに疑問を感じるようになったのです。 なぜどれだけ働いても給料が変わらないのか。 なぜ必死に働いてのも、適当に働いても給料は同じなのか。 これはおかしいと思った僕は、稼ぐためだけのバイトは二度とやらないと決めました。

 

収入が増えるほど支出も増える

貯金を増やすためにバイトしてる大学生は多いと思います。 実際僕の周りにも、製図の課題で死ぬほど忙しいのにもかかわらず、バイトの時間を気にしてる人がちらほらいました。 

そこで彼らに聞きたいことがあります。 

どれくらい貯金できましたか? 本当に増えていますか? 

貯金が数千円しかなく、「金やば~い」と嘆いてる人をよく見かけたものです。 何に使っているんだと思うのですが、おそらくサークルの飲み会やイベントやボウリングなどでしょう。 僕にとって、これらは将来何の役にも立たないただの「消費」でしかありません。 

もちろん、家庭の事情で自分で必死に働いて稼いでいる人もいるでしょう。 そういう目的を持ってる人たちを否定はしません。 僕が言いたいのは、「消費」のために必死に稼ぐことほど愚かな行為はないということです。 

 

どうしてもお金が必要なときは?

そうは言っても、どうしてもお金がないとヤバいということもあると思います。 

そんな時は家族に頼ってしまいましょう。 特に祖父母は孫のためならいくらでもお金を出してくれるという話はよく聞きますよね。 何の目的でお金が必要なのかを伝えさえすれば、家族とそれほど険悪な仲じゃない限り、お金を出してくれるはずです。 

もっと言うと、親から数十万くらい借金するのもありだと思ってます。 説得に骨が折れそうですが、熱意が伝われば大丈夫です。

 

お金は奪われるが、「知識や経験」は誰にも奪われない

大学生の仕事は「勉強」です。 稼ぐことではありません。

考えてみて下さい。 僕たちが社会人になって実際に稼ぐことになった時、学生時代に何カ月もかけて稼いだ額を、どれだけの期間で稼ぐことができるでしょうか。

大学には図書館があり、何万冊という本がタダで読むことができます。 本を自分で買うにしても、一冊たったの千数百円。 

学生時代にしか得られない知識、経験はたくさんあります。 「知識や経験」は一生の宝です。 死ぬまで誰にも奪われることはありません。 

 

学生時代の貴重な時間にお金をどう使うか、学生にとってこれほど大事な議題はないと思います。 自分のお金の使い方を一度見直してみてほしいと思います。