伊藤烈志のブログ

“正しく生きるな、賢く生きよ” -バルタザール・グラシアンー


『フランス人は10着しか服を持たない』らしいので服を減らしてみました。

僕はオシャレが大好きでした

僕がオシャレに目覚めたのは大学一年生の時でした。

コンビニにおいてある「Fine Boys」というファッション誌にふと目が止まって、しばらく呼んでいたんです。

「(中島翔君)かっこよすぎる・・・」

初めてファッション誌を読んだときの僕の率直な感想です。 そして、自分もこんな風になれたらモテるんじゃねえかとも思っていました。

 

それからファッションの世界にのめりこんでいきました。 毎月「Fine Boys」を買い、コンビニに行くと必ず他の雑誌もチェック。 服屋に行く回数も増えていきました。 服のことを考えているときが幸せという状態でした。

 

ファッションに対する考え方の変化

ある日、本屋をぶらついてたら、テレビで紹介されていたベストセラーの本が置いてありました。 それが『フランス人は10着しか服を持たない』(ジェニファー・L・スコット著、大和書房)です。 アメリカの女の子がパリの貴族の家にホームステイして、彼らの生活ぶりが書かれています。 

その本によると、彼らのクローゼットはかなり小さめで、春夏用10着と秋冬用10着しか入っていなかったとのこと。 自分が本当に気に入ってて、自分によく似合った服を最低限持っていれば、常に素敵な自分でいられるということが強調されていました。

 

この本を読んで、服が好きで服を持ちすぎるとどんなデメリットがあるか考えてみました。

・毎月のように服にお金をかけてしまう

・管理が難しくなる

・服選びに時間がかかる

・トレンドが変わるたびに、トレンドアイテムを買う

・衝動買いしてしまう。

 

もちろん、服が好きというのはメリットもいくつかあるでしょう。 しかし、僕はメリットよりデメリットが大きいと感じてしまったので、自分のファッションに対する考え方を改めようと思いました。

 

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どんな服が気分を高めてくれるのか

自分の持っている服を整理するために、全部目の前に広げました。 そして、自分に本当に必要なものなのかどうか、一着ずつ判断していったのです。 

すると、ほとんどが必要ないものでした・・・ トレンドもの、店員さんに押されて買ったもの、雑誌で持っておいた方がいいと紹介されていたもの。 自分はこんなに無駄な買い物をしていたのかと思いました。

 

本当に自分に必要なものは何だろう。 そう考えた時に思いついたのが、無印良品オーガニックコットン洗いざらしオックスボタンダウンシャツでした。 ファッションバイヤー兼ブロガーのMBさんという有名な方が本の中で紹介していたアイテムです。

これ、実際に着てみると肌ざわりが心地いいんです。 これを着て学校へ向かう気分はいいものでした。 だったら毎日着てもいいかなと思うようになったんです。 

 

毎日素敵な自分でいるために

考えた方を変えたことで、だんだんファッションへの関心がなくなっていきました。 服をたくさん持つより、自分が本当に気に入っていて、自分によく似合うものだけで生活したほうが、毎日が充実するということがわかってきたからです。 スティーブ・ジョブズのように極端に服のバリエーションを減らす必要はないと思いますが、一度自分のクローゼットの中身を一回確認することをおすすめします。