お金を他人のために使おう
みなさんは家族や友人や知り合いのために、お金を惜しまずに使うことができますか?
大切な人の誕生日にプレゼントを渡すという経験は誰にでもあると思います。 渡した相手が喜んでいるのを見ると幸せになりますよね。
心理学では、このようにお金を利他的に使うことで幸福度が高まるということがわかっています。 また、「返報性の法則」が働き、まわりまわって周囲の人が「あなたにとっての与えてくれる人」になります。
成功者は他人のためにお金を使う
ペンシルベニア大学の組織心理学者のアダム・グラントは、他人のためにお金を使える人、与える人を「ギバー」と定義し、社会的に最も成功すると指摘しています。
僕が知っている人で言うと、「ビリギャル」の著者・坪田信貴さんが「ギバー」に当たります。 彼が子どもの頃、母親とその友人とその子どもの4人で外食をしたときのことです。 彼の母親は会計の時、4人分のお金を出そうとしたのです。 相手のお母さんは申し訳ないという風に断りますが、母親はその反対を押し切って全員分の代金を支払ったのです。
その時に坪田さんが母親に言われたのは、「お金は人のために使いなさい、そうすればいつか必ず自分に返ってくるから」ということでした。
坪田さんは現在塾を開いており、生徒のなかには難関大の合格者も多数います。 スタッフのために自腹で白衣を買ってあげたり、教え子に高級な焼肉をご馳走して一流の味を教えてあげたりと、他人のためにお金を使うことを惜しまない姿勢が素晴らしいと思いました。
アマンシオ・オルテガは、世界長者番付でビル・ゲイツを上回ったこともあるZARAの創設者。 彼が面接で新入社員に言った言葉がとても印象に残りました。
「人々を愛してほしい。 それ以外のことはあとからついてくるさ」
お金を使うなどの形で、人々に愛情をもって接すれば人生何とかなるということを、成功者の多くはわかっているのかもしれませんね。
ギバーになるのは簡単!
ギバーは、チーム中で常にWin-Winの状態を作ることを目指します。 その結果、みんながギバーに協力します。 また、ギバーの周りにはギバーが集まってきます。
ですから、「好きなこと」「得意なこと」で社会的な成功を手に入れたいのなら、ギバーの人の真似をして、自分がギバーになることです。
僕もこれから、いろんな形で人々に愛を振りまいていき、多くの人から感謝される人間になりたいと思います。